ルビー
第ニ話 ルビー
皆さんこんにちはHARUKIです!
HARUKIの宝石図鑑2つ目の宝石、ダイヤモンドに次いでモース硬度が高く、とてもきれいな蛍光を示す宝石、ルビーです。
それではルビーについてみていきましょう!
ルビーの特徴はこんな感じです。
ルビー コランダム 和名 鋼玉
硬度 9 ダイヤモンドの次に硬い
結晶系 六方晶系、三方晶形
化学組成 Al₂O₃
色 赤
晶癖 錐状 樽のように中程が膨らんだ形状
光沢 金剛光沢~ガラス光沢
条痕 無色~白
劈開 なし
断口 貝殻状~不平坦
比重 4.0~4.1
透明度 透明~不透明
屈折率 1.76~1.77
ある程度ルビーについて知れたところでほかの特徴も見ていきましょう!
まずルビーは酸化アルミニウムといい酸素と結びついたアルミニウム、つまり錆びたアルミニウムと同じ成分なのです。ちなみにルビーはサファイアと同じコランダムという鉱物です。ふつう不純物が一切無かったら透明なコランダムができるはずですが、ルビーは微量のクロムによって赤色になります。ここで注意なのですがクロムが含まれるコランダムの中にはピンクサファイアというものもあります。ピンクサファイアとルビーの違いは色調だけで、濃いとルビーと呼ばれます。また、先ほども書きましたがルビーはとてもきれいな赤色に蛍光します。ルビーは紀元前8世紀ごろスリランカの砂鉱(ジェグラベル)から採掘されたのがはじめとされています。かなり歴史のある宝石です。たくさん採掘されたルビーの中でも最高品質のルビーがピジョンブラッド(鳩の血)と呼ばれています。ダイヤモンドでいうファンシーダイヤモンド的存在です。ピジョンブラッドの特徴としては主にミャンマー産・モゴック産のもので、2カラット以上無処理のものだと思います(あくまでHARUKIの意見です)。小粒で色が濃いものでもいいと思った人もいると思いますが、実はそれらをカットしても暗くて美しさに欠けてしまうのです。そんなもったいないルビー、1900度前後で熱すると黒みや色が少し薄くなり美しくなるらしいですよ。そして高価なピジョンブラッドに負けないぐらいきれいなルビーのひとつにスタールビーというものがあります。スタールビーとはルチル(酸化チタン)という鉱物が包有され変彩効果(宝石の中に包有されている別の鉱物の微細結晶から反射される光により起因する、光学現象のことです。光の束が1つのものをキャッツアイ、複数の束があるものをスターと呼びます。)により、6つの光の束や8つの光の束が見えるもののことを表します。最近はベルヌーイ法(1902年にオーギュスト・ヴィクトル・ルイ・ベルヌーイによって開発された初めて商業的に成功した人口宝石の製造法であり、火炎溶融機とも呼ばれます。ベルヌーイ法はルビーやサファイア、ダイヤモンド類似石のルチルやチタン酸ストロンチウムの製造に用いられています。微細な粉末結晶を酸素と水素を混ぜた混合気体を用いた酸水素炎 約2800℃で融解させ、溶けた液体を種結晶に積もらせて結晶を育成する方法)で作られた合成ルビー(スタールビー)が増えています。それもただのルビーだけでなくスタールビーまでも合成できるようになっているんですよ。ダイヤモンドのときも問いましたが、皆さんはこのような人口宝石を宝石として認めますか?…
第二話ルビー 読んでいただき本当にありがとうございました。
まだまだ素敵な宝石を紹介していくので他のも見てくれたらとてもうれしいです!
それではまた見に来てくれるのを楽しみにしています。
バイバイ!