ダイヤモンド

第一話 ダイヤモンド

皆さんこんにちはHARUKIです!
記念すべきHARUKIの宝石図鑑1つ目の宝石、今回は有名でとても高価、宝石の王様、ダイヤモンドを紹介します。
それではダイヤモンドについてみていきましょう!

ダイヤモンドの特徴はこんな感じです。

ダイヤモンド 和名 金剛石
硬度   10自然界で最も硬い
結晶系  等軸晶系
化学組成 c(炭素)
色    白~黒、無色透明、黄、ピンク、赤、青、茶、緑など
晶癖   8面体、立方体
光沢   金剛光沢
条痕   観察不可能
劈開   8面体に完全
断口   貝殻状
比重   3.4~3.5
透明度  透明~不透明
屈折率  2.42

ある程度ダイヤモンドについて知れたところでほかの特徴も見ていきましょう!
まずダイヤモンドは炭素でできています。つまり鉛筆の芯と同じなのです。ダイヤモンドの主な産地はボツワナ、オーストラリア、ロシア、コンゴ、アンゴラです。これらは火山のマグマだまりが地中深くにあるため、噴火するときにダイヤモンドを運んでくるのです。そのため割と浅いところでもダイヤモンドが採掘することができます。皆さんは日本産のダイヤモンドを耳にしたことがありますか?きっとほとんどの人が耳にしていないと思います。理由は簡単。日本はマグマだまりが割と浅いところにあるため、噴火してもダイヤモンドを運んでこないからです。地中深くまで掘れば日本でも世界中どこでもダイヤモンドを採掘することはできますが、どうしてもコストがかかってしまいます。そのため日本産のダイヤモンドはほとんどないのです。一応日本でもダイヤモンドが1個だけ見つかっていますがせいぜい1/1000mm程度。ブレスレッドやネックレスにするには無理な大きさなのです。そんな珍しい宝石ダイヤモンドですが採掘されたダイヤモンドのうちのほとんどが「ボート(ボルツ)」という不規則な形で黒い粒のようなものです。これらは需要が少ないため研磨されたり宝石として売ったりすることはほとんどないです。そしてボートは工業用(やすりやドリル)に使われています。まれに原石として安く売っています。ダイヤモンドのモース硬度は10と自然界で最も硬い物質です。なので、やすりやドリルにはもってこいのものなんですね~。今では人工的にダイヤモンドを作っていることもあり、本物のダイヤモンドを使うことはほとんどありません(本物を使ったやすりやドリルはとても高いよ)。一般的に研磨して宝石として売るものは、主に研磨する前の状態が透明である程度の大きさがあり、かつ結晶であるものが使われます。研磨されるようなダイヤモンドは、普通は無色透明だけど、不純物により色がついたものもあります。希少順にイエロー、ブラウン、無色、ブルー、グリーン、ブラック、ピンク、オレンジ、パープル、レッドとなっています。つまりいわゆる無色透明のダイヤモンドはダイヤモンドの中ではあまり希少性が高くないのです。わずかに窒素を含むとイエロー、窒素原子の隣の炭素原子の欠陥が生じる場合、または炭素原子の配列にわずかな歪みが生じるとピンク・レッド・パープルになり、放射線に照射されるとブラウン、約50000000個(5千万個)の炭素原子に3個ホウ素元子を含むとブルーに、 結晶格子中に炭素原子が1個失われると青緑色、2個の窒素と1個の炭素原子が結びつくと青みがかった緑に、オレンジは4個の窒素原子とそれに捕らえられた炭素原子の欠陥によるもの、ブラウンはイエローとオレンジの色の原因が起こった場合にできます。これらの中でも特に色が鮮やかなものをファンシー○○といいます。しかし今では人工的に着色できるようになっています。そしてダイヤモンドの中で最も希少性の高いレッドダイヤモンドの中で最大のものはムサイエフ・レッド・ダイヤモンドといい、5.11カラット(1.022g)です。ちなみに研磨する前の原石の状態で1.39カラットありました。そして世界最大のダイヤモンド原石はカリナンといい、その大きさは野球ボールよりも大きく、3,106カラット(約621g)あり、現在の価値で換算すると、2000億円以上という説もあります。しかしこれはあくまで研磨される前の原石の時、今は研磨されて約500カラットとなっています。ダイヤモンドは世界四大宝石のひとつで、これらは希少性や価値の高さがほかの宝石に比べてとても高いです。宝石として価値をつけるために使われるのが4cです。4cとはClarity クラリティ―(キズの大小や量、キズによる見え方の違い、インクルージョンなど)、Color カラー(色、濃淡)、Cut カット(ラウンドブリリアントカットのプロモーションの見解)、Carat カラット(重さ1ct0.2グラム)のことを表しています。しかしこれはあくまで宝石の価値を測るものです。では原石の価値はどうやって測るのかというと主に5つの観点があります。その観点とはサイズsize(大きさ)、トランスペアシーtransparency(透明度)、シェイプshape(形)、カラーcolor(色)、インクルージョンinclusions(内包物)の5つです。なんとダイヤモンドはとても安定した物質のため融点がタングステンを超える3548℃となっています。そしてダイヤモンドは塩酸や硝酸、硫酸やピラニア酸、フッ化水素や王水でも溶かせないんですよ。そんなすごいダイヤモンド、実は身近にあるんですよ。例えばダイヤモンドコーティングしたフライパンや炭酸飲料の入ったペットボトル、ダイヤモンドやすりやドリルにも使われています。炭酸飲料の入ったペットボトルに使われている理由は、ペットボトル(ポリエチレンテレフタレート)は分子の目で見るとかなり大きな穴があるので、炭酸が抜けやすいのです。しかし分厚くするとコストが高くなってしまいます。そこで使われたのがダイヤモンドコーティング(DLC)です。これは内側と外側に電気をかけて「+」と「-」の差を大きくして、中にアセチレンというガスを入れることによって内側にダイヤモンドの幕ができます。それによりコストも削減できるし、炭酸も抜けにくくなります。ちなみにこのコーティングをしたものとしていないものでは13倍ぐらい差が出たらしいですよ。今は大きなダイヤモンドを作るのにかかる費用が高すぎるのであまり売られていませんが、いつかダイヤモンドが百円ショップで買えるような世界になるかもしれませんよ。

一話目から張り切ってしまい長くなりましたが、読んでいただき本当にありがとうございました。
まだまだ素敵な宝石を紹介していくので他のも見てくれたらとてもうれしいです!
それではまた見に来てくれるのを楽しみにしています。
それではまた会いましょう。
バイバイ!

宝石